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低反発寝具のメリット・デメリット

最近、睡眠の質が話題になり、寝る前のストレッチや飲み物などを気にすることが多くなってきました。平均にして、人の睡眠時間は、1日の3分の1を占めると言いますから、睡眠の質に気を配ることはとても良いことです。しかし、心地良い睡眠を手に入れるためにできることは、ストレッチなどの行動面だけではありません。寝具に気を配ることでも、睡眠の質を改善していけるのです。低反発の寝具について、メリット、デメリットを中心に紹介していきます。

 

低反発の寝具とは

低反発のマットレスは、1970年に、アメリカのNASAの宇宙船の研究により生まれた、ヴィスコエラスティックフォームを使ったマットレスのことを言います。だいぶややこしいですよね。簡単にいうと、寝転がった際に、体のラインに沿うように沈んでいく構造が開発され、低反発と呼ばれるようになったため、それと比較して、従来の構造の寝具を、高反発と呼ぶようになりました。低反発の寝具は、その名の通り、反発力が低いのが特徴で、マットレスの表面は、体のラインに従って沈んでいきます。60N(ニュートン:反発力を表す単位)ふかふかのベッドというのは、大抵低反発です。

 

低反発の寝具のメリット

 

低反発の寝具の性能って?寝心地やメリット・デメリットまとめ

 

低反発の寝具には、次のようなメリットがあります。

 

体圧分散機能が高い

通常、人間の体は、横から見ると、緩やかなS字のカーブを描いています。ですので、横になると背中のあたりは床から浮くことになるのですが、そうすると、床につく部位だけで体を支えなければならず、その部位の負担が大きくなります。しかし、低反発のマットレスは、体のラインに沿うように変形していけるので、マットレスから浮く部位が消え、体を支える負担を分散できます。

 

値段が比較的安い

低反発の寝具は、高反発の寝具に比べ、価格が低い場合が多いです。寝具を買うのは、どうしてもお金がかかってしまうことなので、少しの違いでも嬉しいですよね。

 

厚くて柔らかい

ふかふかのベッドで寝るのって気持ちがいいですよね。低反発のマットレスはまさにその状態です。ですから、眠りにつくまでの間、心地よくいられます。

 

低反発の寝具のデメリット

 

 

低反発の寝具には、次のようなデメリットがあります。

 

重量が重く、持ち運びづらい

ふかふかだから軽いでしょ、と考えてしまいそうですが、実は逆なんです。低反発の寝具は、割と重いものが多いです。持ち運びするのに、一人では大変です。

 

通気性が悪く、蒸れやすい

低反発の寝具は、繊維のキメが細かいので、空気の通る隙間が少なく、蒸れやすいんです。同じ理由から、匂いがつきやすかったり、汗を吸い込まなかったりしてしまいます。

 

耐久性がない

低反発の寝具は、反発力がないので、へたりやすいです。柔らかいので仕方がないのですが、へたってしまうと機能が低下してしまうので考え所です。

 

姿勢が崩れやすい

体のラインに沿って沈むと言っていますが、デメリットとして考えると、身体を十分に支えられていないということになります。お尻や腰などの部位は重いので、極端に沈んでしまって、体に合わない人もしばしばいらっしゃいます。

 

低反発の寝具の選び方|どんな種類があるの?

高反発の寝具にも、低反発の寝具にも、それぞれメリット、デメリットがあり、低反発の寝具に絞って考えても、売りにしている性能の特徴が何種類かあります。寝具を選ぶ際に注目すべき性能は次の通りです。

 

・体圧分散機能が高いもの
・価格が安いもの
・手入れがしやすいもの

 

低反発の寝具の一番の売りである、体圧分散機能ですが、商品一つ一つ、度合いは異なります。また、価格が安いものが多いので、性能もいいものの中から、低価格のものを選びましょう。低反発のものは、洗濯できない場合が多いので、防菌・防ダニの加工が施してあるものなどを選べると保管しやすいですね。

 

自分に合った低反発寝具を選ぼう

 

 

低反発、高反発の寝具は、性能が対になっていることが多く、どちらが自分に合うかを見極めることが重要です。そのためには、目で見るだけではなく、試して見ることが必須です。自分の体にあった寝具を見つけて、睡眠の質を改善していきましょう。

 

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