厚みの違いによるマットレスのメリットとデメリット
マットレスは敷布団と違って厚さのバリエーションが豊富です。でも「どの厚さのマットレスを選べばいいのか分からない」と頭を悩ませてしまいますよね。
・薄いマットレスはお手入れしやすく、コンパクトにできるタイプもあるので場所をとりません。
・厚いマットレスは、起き上がるのが楽で耐久性にも優れています。
あなたに合う厚さのマットレスを見つけるために、厚みによる違いについてお伝えしていきます。
マットレス選びで欠かせない厚みについて知ろう!
マットレスには、厚みが5cm前後のものから30cmくらいのものまであります。薄いマットレスと厚いマットレスには違いがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
まずは薄いマットレスと厚いマットレスの違いを表で確認してみましょう。
薄いマットレス | 厚いマットレス | |
---|---|---|
価格 | 安め |
若干高め |
耐久性 | 若干低め |
高め |
通気性 | 高め |
若干低め |
起き上がりやすさ | 起き上がりにくい |
起き上がりやすい |
底付き感 | 有り |
無し |
お手入れ | しやすい |
しにくい |
体圧分散性 | 若干高め |
高め |
寝具の組み合わせ | しやすい |
若干しやすい |
マットレスは薄いか厚いかでメリット・デメリットが異なります。
マットレスの厚さを選ぶときには
@誰が使うのか。
A期待する効果や性能は何か。
Bどのような環境下で使うのか。
などを考えて選ぶようにしましょう。
ベッドで使うマットレスの厚さの選び方
まずは、ベッドフレームでマットレスを使用する場合の選び方についてです。
「マットレスの厚み+ベッドフレームの高さ=座ったときに自分の足がきちんと床に付くもの」を選びます。
それが「高すぎず・低すぎない」寝起きのしやすい高さの目安です。
また、家にあるベッドフレームをそのまま使用する場合は、フレームのサイズに注意しましょう。シングルやダブルといった呼称ではなく、「cm」で表される具体的な「数字」が必要です。
マットレスの厚みや幅は、どのベッドフレームとも合うわけではありません。フレームのサイズに合うマットレスを選んで下さいね。
マットレスの
床に敷くタイプのマットレスの厚さの選び方
マットレスを床に直置きする場合はどう選べばよいでしょうか。
床に敷く場合は底付き感のない厚みが必要です。マットレスが硬めなら薄いものでも使用はできるでしょう。
薄いタイプだと、収納が可能なマットレスなどもあります。丸めてバンドで留めることでコンパクトにできるマットレスもあるので、「部屋を広く使いたい・マットレスを敷いたままにしたくない」という人にはおすすめ。
「収納可能・コンパクトにできる」というマットレスは、厚さが10cm以下のものが多いです。
薄いマットレスは厚いものに比べて耐久性が低いので、腰など体重がかかりやすい部分のヘタリには気をつけましょう。
マットレスは厚みのある方が安心できるという方は、厚みが10cm以上のマットレスを選びましょう。
「大柄・がっしりしている・太っている」といったタイプの方は、薄いと底付き感が気になりやすいものです。ですから、マットレスは厚めのものをおすすめします。
厚いマットレスは薄いマットレスのように簡単には動かせないので、床や畳の上に置いたままになりがちです。湿気対策などのお手入れには、十分に気を付けて下さいね。
マットレスの厚みは寝心地・性能・耐久性にも影響する!
マットレスを床に直置きするなら10cm以上の厚みがあるものをおすすめします。
10cm未満だと底付き感だけでなく、冬には寒く感じることもあります。特にフローリングではその傾向が高いです。
・床に直に敷くなら「底付き感・寒さ・耐久性・体の負担」を感じさせず、薄くても体を支えてくれる高反発マットレスがおすすめです。
ベッドフレームにマットレスを載せて使う場合は、寝起きのしやすい高さにすることが大切。
始めにご紹介したように…
「マットレスの厚み+ベッドフレームの高さ=座ったときに自分の足がきちんと床に付くもの」を選びましょう。
厚みがあるほど耐久性は寝心地は良くなりますが、柔らか過ぎると体に負担がかかりやすいのは、どのマットレスでも同じです。
・ベッドフレームで使うなら「寝起きしやすい高さ・柔らかすぎない硬さと寝心地」を考えて選びましょう。
マットレスはその厚みによって、耐久性や寝心地、体への負担にも影響します。
あなたの家の環境によっては、コンパクトにできるものが必要という場合もあるでしょう。そんななかでも、あなたに合う厚みのマットレスをしっかり選ぶことが重要です。
マットレス選びは体に合うか合わないかを第一に考えましょう。